太陽光発電が向いてるお家?向いていないお家?

近年、電気代の値上がりが深刻化していることはご存じでしょうか。2022年5月、大手電力会社は、11カ月連続となる値上げを発表し、家庭の負担はますます重くなっています。
こうした背景を受け、自宅で発電できる「太陽光発電」を検討している方も、増加傾向にあります。しかし、「自分の家は太陽光発電に向いているのだろうか?」という疑問をお持ちの方も、少なくないのではないでしょうか。
そこで今回は、太陽光発電の向いている家、向いていない家の条件や、太陽光発電を導入する際に気を付けるべきことをご紹介していきます。

太陽光発電が増えている背景

太陽光発電は、CO2を排出しないクリーンな発電方法です。環境問題としての視点はもちろんですが、東日本大震災以降は、災害時の停電などに対応できる手段として、蓄電池とセットで導入する家庭も増加しています。
また、近年は新型コロナウイルスやロシアによるウクライナ侵攻の影響で、石炭や天然ガスなどの化石燃料の価格が上昇し、電気代も上がっているのです。そのため「電気代を支払うより、自分で発電した方が将来的なコストは抑えられる」という観点から、太陽光パネルを設置する家が増えています。

後悔しない為に知っておきたい『設置条件』とは?

太陽光発電は、発電した電気を自宅で使うことも、電力会社に売電することも可能です。しかし、立地や住宅の条件によっては、設置に向かない場合もあります。
そのような条件下で太陽光発電を導入してしまうと、「思っていたより発電できていない」「メリットがなかった」という事態になりかねません。
ここでは、検討する前にぜひ知ってほしい、「太陽光発電の設置条件」について、分かりやすく解説していきます。

日当たり

太陽光発電を導入する前に、最初に確認すべきは日当たりです。
日照時間(太陽が出ている時間)が長ければ長いほど、発電できる時間も長くなります。加えて、日射量(太陽光から得られるエネルギー量)も発電効率に大きくかかわってきます。
日照時間に関しては、気象庁が観測したデータを公式サイトで公開しているため、設置予定の地域に関して調べておくのも良いでしょう。

屋根の方角

太陽光パネルは、住宅用ですと屋根の上に設置することがほとんどです。屋根の方角は「真南」がもっとも発電効率が良いですが、東向きや西向きの屋根にも設置可能です。
南向きの屋根の日射量を100とした場合、東南、南西向きの屋根では96%の日射量が期待できます。また真東、真西であっても85%を確保できます。
しかし、屋根の方角が北向きのみの場合、設置する際は必ず正確なシミュレーションを行いましょう。これは、傾斜や立地などによって、北側は日射量が少ない為思ったように発電できないケースが存在します。

設置面の面積

設置面となる屋根の面積が極端に少ない場合も、設置する際は注意しましょう。
あまりにも屋根の面積が小さい場合、「これくらい発電したい」という発電量に見合わない可能性があるため、太陽光のみでは思ったようなメリットが出ない場合があります。蓄電池を活用することによりメリットがある場合もありますので蓄電池とセットでのシミュレーションがおすすめです。

屋根材

日本で一般的に使われている屋根材は、瓦、スレート、金属の3種類です。実は、こういった屋根の材質によっても、太陽光パネルの設置に向き不向きがあります。
金属屋根は一般的に専用の金具を使用して設置しますが、適正な金具がなく設置が出来ないケースがあります。また、陸屋根と呼ばれる水平な屋根は、架台を立てる際に余分な費用がかかったり、強度不足により設置が出来ないという懸念点もあります。瓦、スレートに関しても全ての素材が安全に設置出来るわけではありませんので、随時確認してください。

海との距離

四方を海に囲まれている日本では、海沿いに住んでいるという人も少なくありません。しかし、太陽光発電を導入する際は、海との距離が近いと「塩害」の影響を受ける可能性があります。
「塩害」は、海水に含まれている塩分が、風に乗って運ばれてくることで引き起こされる現象です。
重度の塩害地域で太陽光パネルを設置した場合、金属部分が錆びたり、部品が劣化するなどの影響が考えられます。塩害が気になる方は設置を検討される場合に必ず塩害の可能性があるか確認をするようにしましょう。

積雪量

太陽光パネルを屋根に設置すると、屋根に上がっての雪かきが難しくなります。自然に落とすためには屋根の傾斜がポイントです。
よって、雪が積もる地域では、太陽光発電に向かないのではないかと考える人もいるでしょう。しかし、実は短期間の積雪であれば発電量にはそれほど影響がない場合もあります。また、太陽光パネルは寒さよりも暑さに弱い傾向にあるため、積雪地域の方が、夏場の発電量が見込めるケースも考えられるのです。

条件と同じくらい大切な業者選び

ここまで、太陽光発電に適した条件についてご紹介してきました。
しかし、万全の条件であっても、後悔しないためにもう一つ気を付けなければならないことがあります。
それは、太陽光発電の業者選びです。
ここでは、業者選びのポイント等について、詳しくご紹介していきます。

業者選びが重要 重要な理由とは

なぜ、業者選びが重要なのか。それは、パネルの施工工事の品質は業者によって大きく左右されてしまうからです。
太陽光発電の業者は新規参入しているところも多く、最悪の場合、悪徳業者に引っ掛かってしまい、欠陥工事をされてしまうケースも。
また、太陽光パネルの寿命は、20年~30年、それ以上とも言われており、業者との付き合いは設置後も続きます。多額のお金を支払い、長く付き合っていく太陽光パネルだからこそ、業者を慎重に選ぶ必要があるのです。

業者選びに失敗して起きた『本当にあったこわい話』

きちんとした施工体制を持たない業者に当たると、施工後にトラブルが発生することもあります。
例えば、「パネルを設置後に、雨漏りが発生した。業者に問い合わせたが、その位置ではパネル設置との因果関係はないとして、自己負担で修理することになった」というもの。こういったケースでは雨漏りと工事の因果関係の証明が難しく、泣き寝入りになってしまうことも少なくありません。
また、「必ず資金を回収できる」などと言い、高額なオプションを勧めてくる例や、施工前に全額を入金したところ、会社そのものが倒産になった、などのケースも後を絶ちません。

業者選びのポイント

悪質な業者を見極めるためには、以下の2つの点に気を付けることがポイントです。
一つは、多くの施工実績を持つ業者を選ぶこと。
太陽光発電の施工に関しては、ここ10年ほどで多くの業者が新規参入しました。たくさんの実績を持つ業者は、ノウハウが豊富なため、欠陥工事などのリスクがぐっと下がるでしょう。
二つ目は、「太陽光発電に関する知識をしっかり持っているか」をチェックすること。
担当者の知識が乏しい場合、困ったときに相談したりできないばかりか、適正価格で取引できない危険性もあります。自分が将来的に損をしないためにも、専門知識を持つ業者に依頼すると安心です。
帝国データバンクの調査によると、太陽光関連事業者は2019年8月末時点で1万7,841社とも言われています。様々な業者が参入しては撤退し、玉石混交な状態だからこそ、ポイントを押さえてあなたにピッタリな業者を選びましょう。

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